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幸福は今この瞬間に存在します。

瞑想のひとつのメリットは集中力が高まることです。過去のことや未来のことでの多くの悩みや心配、不安などから精神、身体を解放してあげることができます。

例えば、あなたが仕事の上で様々なストレスを感じているとします。仕事には絶えず締切が伴っています。本当は目の前の仕事だけに集中したいのにも関わらず、その先にある様々な仕事の事を思い出して考えてしまうことがあるでしょう。
このことが問題なのです。今の仕事に集中しなければいけないのです。

日常生活でも様々に例えることができます。あなたは今何をしていますか?そのことに集中できていますか?
何かをしていても、いろいろな考えに頭は支配されてしまっていることでしょう――今日の夕食は何にしようか。請求書の支払いはいつまでにしなければいけない!――などなど。

まずはじめに本当に今行っていることに集中することから始めてみましょう。もし私たちが現在今この瞬間に集中することができれば身体や精神に大変良い効果があります。
今に集中することによって、ほとんどの私たちの個人的な問題や悩みをなくしていくことができます。また、何が必要なことなのか、何が不要なことなのか見分ける判断力、洞察力が身に付くようになってきます。

瞑想とは必ずしも座って落ち着いた状態で行うだけのものではありません。
私たちの日常生活の様々な場面で瞑想を行うことができます。今やっていることに集中してみることが瞑想なのです。

例えば、今紅茶を飲んでいるとします。これを瞑想にしてしまいましょう。
まず、今紅茶を楽しむのだということを感じます。そして、次の動作ひとつひとつに集中してみましょう。
テーブルの上のカップに紅茶が注がれています。手でカップを持ちます。カップを口元に近づけます。紅茶のかおりを楽しみます。紅茶を一口飲みます。味覚を研ぎ澄ませて味を感じます。カップをテーブルに置きます。
いかがですか?
普段何気なく行っている動作も、集中することでこれだけの感覚を楽しむことができるのです。

でも、何かをしながら――仕事をしながら、テレビを見ながら、おしゃべりをしながら――紅茶を飲んでも紅茶を楽しんでいることにはならないのです。

人生も同じです。もしあなたが現在に心を落ち着かせることをしていないのなら、あなたはそこにいないのと同じことになってしまいます。

日常生活のすべての場面で瞑想は行うことができます。ひとつひとつの動作に集中するのです。
ぜひ実践してみてください。

過去は過ぎ去ったものです。まず過去から離れてみましょう。
未来はまだやってきてはいません。だから未来を考えません。もちろん将来に向けていろいろと計画していくことは大事なことです。しかし、将来への不安などで悩むことは全く意味がないことです。

あなたは今この瞬間に生きなければなりません。
この瞬間を楽しみ、喜びを感じて生きていきましょう。


Sabbe satta bahavantu sukhitatta
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
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東日本大震災から 一年にあたって

まもなく、東日本大震災より一年になります。改めて犠牲者への追悼と、日本の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
私達はこの大きな被害によって大きな悲しみを受けました。しかし、犠牲になられた方々のためにも、そして復興のためにも私達は悲しみを乗り越えて行かなくてはなりません。
物理的、経済的な復興は次第に進んでいくものと思います。ここでは、精神的な復興のために仏教的な方法を考えてみたいと思います。

仏教では、物事を冷静に考えられるように自分で自分の心を作っていくことが大切だとされています。
人間は自分が思う通りにならないことで苦しみます。
人間はこの世に誕生した瞬間から、国、人種、言葉、身体の大きさ、財産の有無に関係なく、誰でも人生で経験する八の状態があります。それは、
一、益すること
二、損すること
三、得ること
四、失うこと
五、賞賛されること
六、非難されること
七、喜び
八、苦しみ・悲しみ
これらのことは命ある限り存在し、そして常に変化していくのです。頑張りや努力はもちろん大事です。しかし、良い結果だけを得ることはできないのです。一日の半分が昼間で半分は夜であるように、二つの状態によって一日が成立しているように。
海もそうでした。海は通常は楽しみの多いものです。しかし、あのような恐ろしい津波も引き起こすのです。
このようなことをもう一度冷静に考えて、心穏やかに日常生活を過ごしていただきたいと思います。人生にいつまでも同じ状態が続くことはありません。人生に起こる波と共に生きる、どうか荒波に負けないように。
日本の復興を信じています。

瞑想とは

先日、朝窓から外を見ると雪で一面真っ白でした。とても心が落ち着く光景でした。私達の心も雪のようにいつも真っ白であることができるのでしょうか。なかなかそのようにはできないと思います。でも、赤ちゃんや小さい子供の心は降り積もったばかりの雪のように真っ白できれいです。
赤ちゃんが欲しがるものは必要最低限ものものだけです。例えば赤ちゃんはお腹がすくと泣きます。そこでお母さんが母乳をあげると泣きやみます。赤ちゃんが欲しかったのは母乳だけでした。だから与えれば満足し、安心するのです。また、眠くなればどこでも寝てしまいます――ベッドの中だけでなく、車の中や、大勢の人がいるような中でも――。それで満足できるのです。

ところが、成長していくと母乳だけでなくいろんな飲み物――オレンジ・リンゴ・マンゴー・コーラなど――があることを知り、これらを欲しがるようになっていきます。好き嫌いなども出てきたり、欲しいものも増えていきます。最近では子供の遊びもゲームなど多様化しています。親や周囲の大人は大変だと思います。戦うようなゲームの仮想の世界から、現実世界で実際に親と子供の戦いに発展するような影響も考えられます。
親も大変です。子供の教育のために大学までたくさんお金かかります。そうやって不安になってストレスが溜まります。大人だけではなく子供も不安やストレスが溜まります。大事なのは、人生の様々な困難に立ち向かうために心を強くすることです。そうでないと気持ちが落ち着きません。心が弱くなってくると身体にも影響があります。なぜでしょうか?身体を動かすものすごい力を心は持ってます。身体の医者は心だと言っても間違いないと思います。その心を強くする方法として仏教の瞑想が高い効果があります。今まで頭の上に乗せていたいろんな問題で盛り上がったそのカバンを少しの間床に置きます。その重いカバンは日常生活では大事ですが、いつも頭の上に置いておく必要はないのです。皆さんは今どこに座っていますか?どんな気分でいますか?何が聞こえていますか?呼吸は苦しいですか、それとも普通ですか?今の瞬間に集中することができますか?今現在生きていること。ただ今の自分に注目すること。それは瞑想の基本です。

私達はほとんどの時間を何かを思考しながら行動しています。はじめに自分を確認してみましょう。私は誰なのか、今何をしていますか?今どんな苦しみがありますか?今私は喜んでいますか?落ち着いていますか?こういう思考が瞑想の基本です。瞑想はどこで行えばいいのでしょうか。答えは、自分が今いるところ。自分の日常生活を確認しながら過ごすこと、深い意味では仏教で教える八正道を確認することです。
1、正しい見方
2、正しい考え
3、正しい言葉
4、正しい行い
5、正しい生活の方法
6、正しい精進
7、正しい気づき
8、正しい集中
これが瞑想の目的です。

それでは、これから自分を注目するための第一歩の練習として、自分の呼吸に注目するアナパーナサティという呼吸の瞑想を皆さんと行ってみたいと思います。そのまま自分の身体をまっすぐに伸ばして左の手の上に右の手を置いて、目を閉じてください。吸う息と吐く息を確認してください。一度息を吸い、吐きます。無理に息をする必要はありません。力を入れなくていいです。ただ自然に流れる息をしばらく観察してください。最初のうちは吸うときに1を数え、吐き終わるまで10まで数えます。時間があるだけ行えばいいです。毎日10分くらいアナパーナサティ瞑想をすると気持ちが落ち着き、リラックスすることができるでしょう。
皆さんが幸せになりますように。
プロフィール

ヤタワラ・パンニャラーマ

Author:ヤタワラ・パンニャラーマ
日本の皆さん、こんにちは。
ヤタワラ・パンニャラーマです。

私はスリランカのキャンディという町で生まれ、1986年に来日しました。現在は千葉県香取市にあるスリランカ寺院「蘭華寺」の僧侶として活動しています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

ウェブサイト
「気づきの瞑想~マインドフルネス~」
http://y-pannarama.com/

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