蘭華寺では毎月瞑想会(第3土曜日午後1時より)を行っています。
今月は6月20日(土)午後1時から開催します。
どなたでもご参加いただけます。
*参加費 1,000円
詳細は下記までお問い合わせください。
〒287-0823
千葉県香取市笄島3318-5
蘭華寺
担当 ヤタワラ・パンニャラーマ
TEL&FAX 0478-56-1394
mail yatawara@lily.ocn.ne.jp
スポンサーサイト
【瞑想する】
日々の生活の中に瞑想を取り入れてみましょう。
瞑想というと、座禅のような難しい修行法のように思われるかもしれませんが、簡単なリラックス法です。
自宅に仏壇があれば仏壇の前で、なければどこでも大丈夫です。
仕事場でも車の中でもベッドの中でもできます。
イスに座っても正座でも、横になりながらでも大丈夫です。
行う時間も、朝起きたとき、夜寝る前、休憩中などいつでも可能です。
一日5分でも10分でも結構です。
続ければ必ず効果が出てきます。
朝は気持ちよく起きられ、夜は熟睡でき、穏やかな気持ちで毎日過ごせるようになるでしょう。
瞑想では以下のことを念じます。
①私は幸せでありますように
②私の悩み、苦しみがなくなりますように
③私の願い事が叶えられますように
④私の先祖が安楽でありますように
⑤私に悟りの道が現れますように
⑥私は幸せでありますように(3回)
瞑想は自分を愛する方法です。
年を取っていても、自分を愛してあげることが大事です。
死は誰も避けられません。
誰も死から助け出すこともできません。
死は突然にやってくることもあります。
「さようなら」のあいさつも言えない場合が多くあります。
今の瞬間を大事にしながら生きていきましょう。
「実に、自分こそ自分のあるじなり。だれが自分のあるじになりえるか。
よくととのえられた自分こそ、まこと得難いあるじを得たことになる」
(ダンマパダ 160)
【技術を過信しないこと】
今、私たちは、現代の高度な技術を駆使して生活をしています。
技術は私たちの生活を便利にし、豊かさを生みだしました。
技術の恩恵は大変大きいものです。
でも、時代が変われば技術も変化していきます。
世界も日々変化していきます。
私たち人間はどうでしょうか。
人間そのものは、時代が進んでも発展することはありません。
技術を過信するのではなく、上手に活用しながら、生活に取り入れていくという姿勢が必要だと思います。
技術にとらわれて心が置き去りにされないようにしましょう。
【今の瞬間に生きる】
今、この瞬間を大事にして生きましょう。
今の瞬間というのは、次の瞬間への土台です。
過去へのとらわれを無くしましょう。
過去と未来を気にすることなく、今を生きることが、喜びとなります。
【良い行いを記録する】
今までの人生で、自分が良いことをしたと思うことを思い出し、書き出してみてください。
そして、これから毎日、良いことをしたと思ったら、メモしておいてください。
そのノートを見返すと、嬉しい気持ちになります。
そしてさらに良いことをしようという気持ちになるのです。
この世で良い行いを積めば、来世も幸福になり、悟りへの道を歩むことができます。
「良いことをした人は、この世で喜び、あの世で喜び、二つの世で喜ぶ。
私は良いことをしたと喜び、善い世界に生まれ、さらに喜ぶ」
(ダンマパダ 18)
つづく
【手放すこと】
今までは、自分のために生きてきたことと思います。
自分が幸せになるために、がんばってきたことと思います。
これからは、他人のために生きることを考えてみてください。
人のお世話をし、相手のために我慢すること、ゆるすこと。
今までの人生であった嫌なこと、嫌な思い出を心から手放してしまいましょう。
【受けた恩を下に流す】
皆さんが、両親、祖父母、年長者から受けためぐみ、いつくしみを同じように下の世代にしてあげることが大切です。
これは恩を「流す」ということです。
そうすれば、さらにその下の世代に恩が受け継がれていくのです。
これを心がけていると、老年期を楽しく過ごすことができるのではないでしょうか。
【楽しみ、喜ぶこと】
子どもや孫に、面倒を見てもらうことを期待するのではなく、子どもや孫の成功を喜ぶこと。
わがままな考えから離れること。
生きるために必要なモノを減らし、人生を軽くすること。
仏教の究極の目的は、楽しんで生きることです。
つづく
人間の生活は、年を取ってからも、子どもの時代と同じように大事な時期です。
子どもの時期は、将来のために考えなければいけません。
年を取ってからは、自分より年下の人達の手本になるように生きなければなりません。
人生には、子ども、青年、壮年、老年の4つの段階があります。
それぞれの時期を大切に生きることが大切です。
これから数回に分けて、老年期に穏やかに生きる方法を、ブッダの教えの中からお話ししたいと思います。
【世間の事を気にしないこと】
年を取ると、若い時ほど健康でなくなります。
でも、若い時のことを羨まずに、今の瞬間に生きるようにすれば、物事に動揺することなく、穏やかに生活することができます。
世間の物事に執着せずに生活することを心がけましょう。
つづく