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怨みはすててこそ息む

「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだく人には、怨みはついに息むことがない。

「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだかない人には、ついに怨みが息む。

実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。

ダンマパダ
(『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫)




怨みは人間が持つもっとも害悪な心と言えるでしょう。
怨みの心は他人や自分を傷つけるものです。
生きているといろいろな心の変化が起こりますが、怨みをどう処理すればよいのかということについて、ブッダは「すて
よ」と説かれます。
怨みは「すててこそ息む」のです。
これが永遠の真理だと説くのです。


この一文を見るときに、どうしても触れておきたい事柄があります。

スリランカの元大統領ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏(1906年9月17日 - 1996年11月1日)が、蔵相時代に
サンフランシスコ講和会議にセイロン代表として出席されました。 その際の会議演説でジャヤワルダナ氏は、「日本の
掲げた理想に独立を望むアジアの人々が共感を覚えたことを忘れないで欲しい」、と述べ、また、「憎悪は憎悪によって
止むことはなく、慈愛によって止む
」というブッダの言葉を引用して、セイロン(現スリランカ)は日本に対する賠償請
求を放棄する旨の演説を行って各国の賛同を得、日本が国際社会に復帰できる道筋を作りました。(ウィキペディア参照)

ジャヤワルダナ氏は、対日賠償請求放棄を行うにあたってブッダの言葉を引用したところに大きな意義があると思います。

このことは、日本の皆さんにも知っておいていただきたい事柄です。

そして、ダンマパダの言葉を心に刻んでいただきたいと思います。
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ヤタワラ・パンニャラーマ

Author:ヤタワラ・パンニャラーマ
日本の皆さん、こんにちは。
ヤタワラ・パンニャラーマです。

私はスリランカのキャンディという町で生まれ、1986年に来日しました。現在は千葉県香取市にあるスリランカ寺院「蘭華寺」の僧侶として活動しています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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「気づきの瞑想~マインドフルネス~」
http://y-pannarama.com/

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