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感覚器官を制御すること、食事の節制、勤め励むこと

七 この世のものを浄らかだと思いなして暮し、(眼などの)感官を抑制せず、食事の節度を知らず、怠けて勤めない者は、悪魔にうちひしがれる。――弱い樹木が風に倒されるように。

八 この世のものを不浄であると思いなして暮し、(眼などの)感官をよく抑制し、食事の節度を知り、信念あり、勤めはげむ者は、悪魔にうちひしがれない。――岩山が風にゆるがないように。

(中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫)


ここでも対句の表現がされています。
ここでは、自分の感覚器官を制御すること、食事の節制、勤め励むことの大切さを説かれています。

最初の「この世のもの」というのは、主に身体のことです。仏教では不浄観というものがあり、人間の身体は不浄なものだとする考え方があります。
七の句では人間の身体を浄らかだと思うことを否定し、八の句では身体を不浄と思って暮すことを勧めます。

一見すると違和感に思われるかもしれませんが、煩悩にまみれたこの世の人間の身体は仏教ではあくまでも「不浄」のものなのです。
この世が不浄であるということは、この世が無常であるということも意味しているように思います。

基本的に仏教ではこの世は「苦」なのです。

苦しみに満ちたこの世を生きていくために大切なことをブッダは感覚の制御、食事の節制、勤め励むことだと言われたのでしょう。

難しいかもしれませんが、ぜひ実践したいものです。
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プロフィール

ヤタワラ・パンニャラーマ

Author:ヤタワラ・パンニャラーマ
日本の皆さん、こんにちは。
ヤタワラ・パンニャラーマです。

私はスリランカのキャンディという町で生まれ、1986年に来日しました。現在は千葉県香取市にあるスリランカ寺院「蘭華寺」の僧侶として活動しています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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「気づきの瞑想~マインドフルネス~」
http://y-pannarama.com/

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